研究会おすすめ 書籍紹介

東京喫煙所マップ

東京の喫煙できる場所が一目瞭然。駅付近、ビルの喫煙所など取材レポートも記載してあり、喫煙所の雰囲気がわかります。23区別、駅名で索引しやすく、コンパクトで持ち運びにも非常に便利です。

東京喫煙愛好会 PHP出版
350円(税込)

タバコ有害論に異議あり!

本書は、「タバコは有害である」という認識がなぜ持つようになったのか。有害論の根拠となる疫学統計は、「有害である」という結論ありきの悪質な操作に満ちたものだったことを徹底追求。「健康社会」の矛盾にメスを入れる。

名取春彦・上杉正幸 洋泉社
780円(税別)

病気の日本近代史‐幕末から平成まで

本書の第7章の『肺ガンとタバコ』は圧巻である。近代、受動喫煙の害が指摘され喫煙率が減ったが、肺がん患者は増加している。そもそも、受動喫煙が害であるという概念を持ち出したのは、1980年代の平山医学博士の論文である。肺ガンとタバコの実態とは、社会の風潮がどのように変化していったのか。著者は、科学的な根拠が十分とは言えない平山論文を読み解いている。

秦郁彦 文藝春秋
1850円(税込)

京都神戸大阪 喫煙できるレストラン

愛煙家の肩身が狭い昨今、落ち着いて煙草が吸える飲食店を探すのはなかなか難しくなった。大切なゲストをもてなす際など、ここぞという場面で使いたい飲食店は、煙草が吸えるかどうかを事前にたしかめたいもの。上質な料理と酒に舌鼓をうちながら、ゆっくりと紫煙をくゆらすことができる名店をご紹介。

エフジー武蔵
840円(税込)

たばこの本棚

愛煙家の数だけタバコの物語があり、そして、タバコから生まれる文学もある。五つの短編と十九の随想が収められた本書を読むと、タバコがいかに人々の間に魅惑的に、やさしく存在しているのか、しずかに伝わってくる。「健康」の名のもと、一切のタバコを排除することのくだらなさ。嫌煙家にもおススメしたい一冊だ。

開高健 編 ぶんか社文庫
680円(税込)

タバコ狩り

近の喫煙者いじめは「異常」だ!─都会の駅前広場を見れば、ゴミ箱や灰皿がないにもかかわらず、ゴミも吸殻もほとんど落ちていない。そこに見えるのは、「不適切なもの」を徹底的に排除しようとする過度な管理の思想だ。こうした社会から文化や芸術の花は咲かない、という著者のまっとうな言挙げに拍手を送ろう。

室井尚 平凡社新書
714円(税込)

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