喫煙できるカフェ・ファーストフード・レストランチェーン店 一覧
■喫煙可または分煙
・TULLY’S COFFEE
・ドトール
・サンマルクカフェ
・EXCELSIOR CAFFE
・PRONTO
・ベローチェ
・Cafe de CRIE
・ITALIAN TOMATO
・BECK’S COFFEE SHOP
・喫茶室ルノアール
・珈琲館
・コメダ珈琲店
・上島珈琲店
・マクドナルド
・モスバーガー
・ファーストキッチン
・SUBWAY(※水道橋店、代官山店は全席禁煙)
・ケンタッキーフライドチキン
・ドムドムハンバーガー
・ロッテリア
・ベッカーズ
・ミスタードーナツ(※全席禁煙店舗あり)
・フレッシュネスバーガー
・サイゼリア
・ジョナサン
・ガスト
・デニーズ(※時間帯・曜日に応じて全席禁煙店舗あり)
・ロイヤルホスト(※全席禁煙店舗あり)
・富士そば
■全席禁煙
・大戸屋
・スターバックス(※室外喫煙可)
・カフェコムサ
・神戸屋レストラン
・ロクシタンカフェ
・ごはん処 わがん
・なか卯
・吉野家
・松屋
・すき家
・天丼てんや
(2012年1月13日更新)
兵庫県でトンデモ“禁煙条例”案が直行中!!
(8月2日のInformation より)
いまや“喫煙規制”をキーワードとする法案や条例案は珍しくなくなった感があるが、そんな中でも飛び切りの「トンデモ規制案」としかいえない条例の制定を、兵庫県が急いでいるのを御存知だろうか。
そのトンデモぶりは、県条例なのだから他の都道府県は関係ないと見過ごすわけにはいかないほどの規制内容と、民主主義国家における地方自治の名を辱めるほどの強行導入、この両面に見られるのだから始末が悪い。
兵庫県が「受動喫煙防止対策検討委員会」を立ち上げたのは昨年の6月だが、そこでの本格的議論・検討はこれからという今年6月、県の事務局から「報告書の素案」が突然発表された。そこに示された条例案の内容は、“麗しき分煙社会”の実現を根底から打ち砕くような内容だった。
最大の問題点は、禁煙の一点にこだわるあまり「例外を認めない」という強権姿勢。官公庁や社会福祉施設をはじめスポーツ施設やデパートなどを公共施設として、そこでの禁煙義務を課しているのだが、分煙に欠かせない喫煙室の設置さえ認めていない。
さらには、ある規模以上のレストランやホテル、ゲームセンターなどの民間施設も禁煙とするばかりか、「暫定的に分煙を認める」が原則禁煙という過酷ぶり。すでに「受動喫煙防止条例」を導入している神奈川県が、公共施設でさえ喫煙所設置を“可”としているのに比べると、頑迷な押さえ込みとしかいえない禁煙義務をうたっている。
この内容以上に問題視されているのが、肝心の“禁煙現場”である観光施設や飲食店などの事業所に、条例案の目的や精神に関する十分な説明が行われていないこと。条例制定までの経緯や必要性の周知徹底がない限り、条例作りのプロセスに必要な県民や関係者からのヒアリングが実効性を持たない危険がある。
それでもなお、禁煙条例が規定路線化しているように見える背景には、井戸敏三知事の独断専行で条例化が進められてきたという背景があるという。名うての嫌煙家である知事だけに、「“神奈川条例”を上回る厳しさを狙った」、さらには「橋下徹・大阪知事への対抗心による実績作り」といった声さえ県庁周辺から聞こえてくる始末。条例は知事のためにあるのではなく、住民のためにあるという、ごく当たり前の原点に戻る必要があるだろう。
紫煙の中の女性像 諏訪澄(ジャーナリスト)
マレーネ・ディートリッヒが形のいい脚を組み、物憂い表情で紫煙をくゆらしている姿は、そのワン・ショットだけでいわゆる「西欧の歿落」を十二分に表しているといえるでしょう。その一つの映像で、彼女は、ナチ・ドイツの文化弾圧、知性のアメリカ亡命―といった「時代」のシンボルに、つまり「女神」になったのです。
同様に、イギリスの女優・シャーロット・ランプリングも『地獄に堕ちた勇者ども』鮮烈なイメージを伝えています。親衛隊の軍帽をかぶり、サスペンダーだけの上半身。剥き出しの胸を反らし、シガレット・ホルダーをくわえてカメラに挑む―そこにエロティズムは微塵も漂ってはいない。むしろナチズムの不毛な性の一端を感じさせるだけです。ディートリッヒとは別の角度から、「一つの時代」―その終焉を象徴しているのです。そして彼女らの紫煙が、なんの「実益」をももたらしてはいない「無償の行為」であること―そのことが、いずれのシーンをも奥行きの深いものにしています。
さて―それでは、現代日本に彼女らに匹敵する「女優像」があるのか、どうか。それが私の関心事なのですが、あまり、はかばかしい答えが思い浮かんできません。
ただ、いえることは―それが誰であれ、彼女が、やはり我が国の伝統文化の延長線上に位置していなければならないことです。たとえば―突拍子もないと受け止められるかもしれないが、私の脳裏には「玄冶店(げんやだな)」のヒロインが登場してきます。「粋(いき)な黒塀 見越しの松に 婀娜(あだ)な姿の洗い髪―」の「お富さん」です。政治なんかに関わってはいなかったが、彼女は粋(いき)という日本固有の文化の代表選手として一世を風靡(ふうび)しました。長火鉢(ながひばち)や煙管(きせる)は、ほとんど全滅状態ですが―まったく新しい今日的小道具を携え、小股(こまた)の切れ上がった「女神」が現れるのを期待するのは間違っているのでしょうか。
受動喫煙と発がんのリスクはなんと1.03倍!
受動喫煙が悪の根源であるといわれている昨今、読売新聞(5月29日付)で興味深い記事があった。それは、生活習慣と放射線の発がんリスクを比較した国立がんセンターの資料である。発がんリスクとは、要因がある場合とない場合とを比べて何倍がんになりやすいかを表す数値である。受動喫煙はどうかというと、発がんリスクはなんと1.03倍。これは、飲酒(1.4倍)、やせすぎ(1.29倍)、食べ過ぎ(1.22倍)、運動不足(1.19倍)、高塩分食品の取りすぎ(1.15倍)、野菜不足(1.06倍)よりも低い。受動喫煙が問題視される中、発がんリスクは偏った生活習慣の方がよっぽど高いわけだ。それにも拘わらず、受動喫煙防止条約が神奈川県で施行され、兵庫県やその他の各都道府県でも導入を検討している。因みに、喫煙のリスクは1.6倍となってはいるが、これは各個人の問題。